最終更新日: 2026年7月29日
Mac で画面を分割する方法
macOS で 2 つのウィンドウを左右に並べる方法は 4 通りあり、それぞれ挙動がかなり違います。この記事では全部の方法と、どれをいつ使うべきか、押すキーまで具体的に説明します。
方法 1: Split View(フルスクリーンで 2 アプリ)
El Capitan から搭載されている機能です。2 つのアプリを専用のフルスクリーン空間に左右に並べます。
- ウィンドウ左上の緑ボタンにマウスを重ねる
- 「ウインドウを画面左側にタイル表示」または右側を選ぶ
- 反対側に並べたいウィンドウをクリックする
中央の黒い仕切りをドラッグすれば分割比率を変えられます。解除は esc か、上部にマウスを移動して緑ボタンを再度クリック。
向いている場面
2 つのアプリだけに集中したいとき。資料を見ながら書く作業などに向いています。メニューバーと Dock が隠れるので、それを好む人と窮屈に感じる人に分かれます。
注意点
Split View は専用のフルスクリーン空間を作るため、その 2 つのウィンドウはメインのデスクトップから消えます。3 つ目のウィンドウを混ぜることはできず、空間を行き来するたびにアニメーションが挟まります。レイアウトの道具というより、オールオアナッシングのモードです。
方法 2: macOS 標準のウィンドウタイリング(macOS 15 Sequoia 以降)
macOS 15 で、通常のデスクトップ上での本格的なタイリングが追加されました。フルスクリーン空間は不要です。
- ドラッグ: ウィンドウを画面の左右端へ運ぶとその半分に。角へ運ぶと 1/4 に
- メニュー: ウインドウ → 移動とサイズ変更 → 左/右/上/下
- キーボード: fn ⌃ を押しながら矢印キー
向いている場面
macOS 15 以降で、たまに半分や 1/4 にできれば十分な人。標準機能なので無料で、追加の権限も要りません。
注意点
できるのは半分・1/4・全画面だけです。1/3 も 2/3 もなく、任意サイズの指定もできず、毎日使う配置を保存しておくこともできません。標準のショートカットが fn キーを要求するのも、タイピング中に押すには少し遠いです。そして macOS 13 / 14 ではこの機能自体が存在しません。
方法 3: 手動でリサイズする
ウィンドウの端や角をドラッグします。ただし macOS 26 Tahoe では、これが明確にやりにくくなりました。角丸が大きくなった結果、リサイズの当たり判定が小さく、しかも一部がウィンドウの外側にあるためです(実際に不満が多く出ています)。
役に立つテクニックが 2 つ。⌥ を押しながら端をドラッグすると中心を基準にリサイズ、⇧ を押しながらだと縦横比を保ったままリサイズできます。とはいえ、これを 1 日に何十回もやること自体が、ウィンドウマネージャの存在理由です。
方法 4: ウィンドウマネージャ(1/3・カスタム配置・ワンキー)
標準機能で足りなくなるのがここからです。専用アプリを入れると、以下ができるようになります。
- 1/3・2/3 配置 — 横長ディスプレイでは必須です。半分だと余白が無駄になります
- サイズ循環 — 同じショートカットを連打するだけで 1/2 → 2/3 → 1/3 と切り替わります。3 種類のキーを覚える必要がありません
- カスタムレイアウト — 実際に毎日使っている配置(例: エディタ 70% + 右端にチャットの細い帯)を保存して、ワンキーで呼び出せます
- ディスプレイ間移動 — 解像度が違っても、相対的な位置とサイズを保ったまま隣の画面へ送れます
- 元に戻す — 整列する前の位置とサイズに正確に戻せます
Tiles の標準ショートカット
| 操作 | ショートカット |
|---|---|
| 左半分(連打で 2/3 → 1/3) | ⌃ ⌥ ← |
| 右半分 | ⌃ ⌥ → |
| 上半分 / 下半分 | ⌃ ⌥ ↑ / ↓ |
| 最大化 | ⌃ ⌥ ⏎ |
| 元の位置に戻す | ⌃ ⌥ ⌫ |
| 隣のディスプレイへ移動 | ⌃ ⌥ ⌘ → |
これらはすべて変更可能で、画面端へのドラッグやメニューバーからも同じ操作ができます。
どの方法を選ぶべきか
| やりたいこと | 使うべき方法 |
|---|---|
| 2 つのアプリだけに集中したい | Split View |
| たまに半分にできれば十分(macOS 15 以降) | 標準のタイリング |
| 1/3 配置・カスタム配置・複数ディスプレイを毎日使う | ウィンドウマネージャ |
| macOS 13 / 14 を使っている | ウィンドウマネージャ(標準タイリングが無いため) |
なぜアクセシビリティ権限が必要なのか
macOS では、他のアプリのウィンドウを移動・リサイズするにはアクセシビリティ API を通すしかありません。これはスクリーンリーダーが使うのと同じ権限で、システム設定 → プライバシーとセキュリティ → アクセシビリティ で明示的に許可する必要があります。まともなウィンドウマネージャは、この権限をウィンドウの位置とサイズの設定にしか使いません。画面の内容やキー入力を読み取ることはありません。
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